「友達と比べて歯が黄ばんでいる気がする…」
「自分の歯の色って普通なの?」
など自分の歯の黄ばみが気になったことはありませんか?
歯の健康意識の高まりと同時に、歯の色について悩まれる方も多くいらっしゃいます。
この記事では、歯の黄ばみレベルの違いや黄ばみの要因、解消法について、ムクノキ歯科の歯科衛生士である高橋が解説します。
歯の見た目のを変えると人にどのような印象を与えるかは、以下の記事を参考にしてください。
☞歯の印象が人間関係を左右する!見た目の変化で得られる5つのメリット

歯の黄ばみレベルはどの程度が一般的?
歯の黄ばみレベルは、人によって異なります。
ここからは、歯の色を確認する方法や一般的とされる色について解説します。
歯の黄ばみレベルをチェックする方法
歯の黄ばみレベルを正確にチェックする方法は、歯医者の受診で可能です。
歯医者では、「シェードガイド」と呼ばれる歯の色見本を使って、歯の色を判断します。
一般的な歯の色は、A1からA4までのレベルで表されることが多く、それぞれの色については以下の通りです。
A2:平均より少し白い色
A3:日本人の平均的な色
A4:黄ばみが強い色
自分の歯の色が気になる方は、歯医者にてシェードガイドで歯の黄ばみレベルを確認しましょう。
日本人の平均的な歯の色
日本人の平均的な歯の色は、シェードガイドでA2~A3程度が一般的です。
完全な真っ白(A1)ではなく、少し黄色みがかった白が自然な色合いとされています。
ただし、欧米人と比べると日本人を含むアジア人は、歯の色が黄色みを帯びている傾向があります。
歯の構造や、エナメル質の厚さの違いによるものです。
また日本の芸能人は、テレビや雑誌で見るとA1以上の白い歯をしていることが多いですが、ホワイトニングやセラミック治療などの歯科治療によるものです。
治療を行っていない一般的な日本人の歯と比べると白さのレベルに違いがあります。
歯の色が黄ばむ要因は大きく分けて2種類
歯の黄ばみにはさまざまな原因があります。
大きく分けると、生まれつきや年齢による変化などの「内的要因」と、食生活や生活習慣による「外的要因」があります。
歯の黄ばみに影響を与える原因について、それぞれ紹介します。
生まれつきや加齢による黄ばみ
生まれつき歯が黄色い原因は、歯の構造にあります。
歯は外側のエナメル質と内側の象牙質からできていますが、エナメル質が薄いと内側の黄色い象牙質が透けて見える傾向があります。
また、加齢による変化も歯の黄ばみレベルを上げる要因です。
年齢を重ねると歯のエナメル質が徐々に薄くなり、象牙質自体も黄色く変化するため、20代と60代の歯の色を比べると、黄ばみレベルに違いが出てきます。
喫煙や飲食物による外的要因
喫煙や飲食物による黄ばみは、歯の黄ばみレベルを上げてしまう最も一般的な外的要因です。
たばこのヤニは歯の表面に付着し、時間の経過とともに頑固な黄ばみとなります。
特にヘビースモーカーの方の歯は、黄色く変色しやすいです。
また、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、醤油などの色素の濃い飲食物も歯を着色させやすく、日常的に摂取していると徐々に歯が黄ばみ目立つようになります。

歯の黄ばみを放置することで考えられる影響
歯の黄ばみを長期に渡り放置していると、見た目の問題だけでなく、歯の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
以下のような影響があると考えられるでしょう。
②恥ずかしさやコンプレックスに影響
③歯の健康に影響
それぞれについて、一つずつ解説します。
①見た目の印象に影響
歯の黄ばみは、見た目の印象を大きく左右します。
歯の黄ばみは顔全体の印象も変えて、白い歯は顔を明るく見せる効果がありますが、黄ばんだ歯は顔色を暗く見せてしまう傾向があります。
メイクや服装に気を使っても、歯が黄ばんでいると全体の印象を損ないかねません。
特に人前で話す方や接客業の方にとって、口元は見られる機会も多いでしょう。
清潔感のなさは、ビジネスシーンでも大きなマイナスになります。
第一印象で相手に不潔な印象を与えてしまうと、その後の関係構築に悪影響を及ぼす可能性が考えられます。
歯の白さにも気を配ることで、より良い印象を与えられるのです。
②恥ずかしさやコンプレックスに影響
歯の黄ばみが気になると、笑顔を見せることに抵抗を感じたり、人前で口を開けることに緊張したりすることがあります。
コンプレックスといった心理的な影響で、コミュニケーションの質を下げたり、自信の喪失につながったりすることも少なくありません。
特に若い世代では、SNSでの動画や写真投稿などで、歯の白さを気にする傾向も高まっています。
③歯の健康に影響
歯の黄ばみ原因の一つとなる歯垢や歯石を放置すると、歯の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
歯石が蓄積すると歯の表面はザラザラし、さらに歯垢がつきやすくなる悪循環がうまれてしまうのです。
歯垢に含まれる細菌は、酸を作り出し歯のエナメル質を溶かして虫歯になる可能性が高いです。
また、歯石は歯茎との境目に多く形成されるため、歯茎の炎症を引き起こし、歯周病のリスクも高めます。
歯周病は歯を支える骨を溶かし、進行し続ければ最終的に歯の喪失につながりかねません。
さらに歯垢や歯石に潜む細菌は、口臭の原因一つです。
外見だけを整えても、口臭があると対人関係に影響を及ぼすことも考えられるでしょう。
歯の黄ばみと口臭は、たばこのヤニや歯石で起こることが多いため、黄ばみを改善すると口臭の改善にも期待できます。
歯の黄ばみをレベル別で白くする方法
歯の黄ばみを解消する方法は、黄ばみのレベルによって異なります。
自分の歯の黄ばみ具合や生活習慣を確認し、適切な対策を選ぶのがおすすめです。
ここからは歯の黄ばみレベルを軽度、中程度、重度に分けて白くする方法を解説します。
軽度の歯の黄ばみ改善方法
軽度の歯の黄ばみなら、自宅でのケアで十分改善できる可能性が高いです。
まずは日常的なケアから見直してみましょう。
自宅でできる簡単なケア方法として、食後すぐにうがいをする習慣が効果的です。
特にコーヒーや紅茶、ワインなどの着色しやすい飲み物を飲んだ後は、すぐに水でうがいをすることで歯への定着を防げます。
また、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を選ぶことで、日々のケアで白さを保ちやすくなります。
ドラッグストアや通販で買える市販のホワイトニング歯磨き粉は、成分や効果がさまざまです。
研磨剤の入ったタイプは表面の着色を落とす効果がありますが、使いすぎるとエナメル質を傷つける可能性もあるので、自分に合わないと感じたら使用をやめましょう。
中程度の歯の黄ばみの対策
歯の黄ばみがやや進んでいる場合は、歯医者での専門的なクリーニングやホームホワイトニングが効果的です。
歯科衛生士によるPMTC(=Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、専用の機器を使って、歯の表面の汚れを除去する処置です。
通常の歯磨きでは落としきれない頑固な着色を取り除き、歯本来の色を取り戻せます。
ホームホワイトニングは、歯医者で自分の歯並びに合わせて作ったマウスピースと専用のホワイトニングジェルを使い、 自宅で行うホワイトニング方法です。
就寝前などに1~2時間程度マウスピースを装着することで、徐々に歯を白くしていきます。
ホームホワイトニングの効果が現れるまで2~4週間程度かかるケースが多いですが、自分のペースで続けられるのがメリットです。
費用は歯医者によって異なりますが、PMTCは1回約15,000円、ホームホワイトニングは約20,000~40,000円程度が一般的です。
重度の歯の黄ばみの解消法
歯の黄ばみが強い方や、生まれつき歯の色が黄色い方は、希望の白さによって即効性の高いホワイトニングが必要になる場合が多いです。
歯医者で行うオフィスホワイトニングは、高濃度の薬剤を歯に塗布し、特殊な光を当てることで短時間で歯を白くします。
1回の処置で効果を実感できることが多く、忙しい方や特別なイベントの前など短期間で歯を白くしたい方に適しています。
ムクノキ歯科でのホワイトニングは、以下の記事で解説していますので、あわせて読んでみてください。
☞【見た目だけじゃない?!】歯科医院でのホワイトニングのメリット4つを歯科衛生士が解説!
まとめ:歯の黄ばみレベルを改善して理想の白い歯を手に入れましょう
歯の黄ばみレベルは人それぞれですが、自分の歯の状態を知り、適切なケアを選ぶことで理想の白さに近づけることが可能です。
長年気になっていた黄ばみや、生まれつきの黄色みがある歯は、セルフケアだけでは落としきれません。
特に中程度から重度の歯の黄ばみは、歯医者での専門的な処置が効果的です。
当院では、一人ひとりの歯の状態や黄ばみレベルに合わせ、ホワイトニングの回数をご提案しています。
ムクノキ歯科では、公式LINEやメールでのお問い合わせを24時間受け付けております。
歯の黄ばみにお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。