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食いしばりにはボトックス治療の効果に期待|メリットと注意点を歯科衛生士が解説

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食いしばりにはボトックス治療の効果に期待|メリットと注意点を歯科衛生士が解説|ムクノキ歯科

「仕事中の食いしばりが気になるけど、話す仕事でマウスピースは着けられない…」
「食いしばりにボトックスは効果があるの?」
このように食いしばりで悩んでいても、職業柄日中のマウスピースの装着が難しかったり、取り外しが面倒くさかったりすることから、ボトックス治療を検討中の方もいるのではないでしょうか?

この記事では、食いしばり対策の一つの方法として、ボトックス治療に関することを、ムクノキ歯科の衛生士である高橋が解説します。

最後まで読むと、ボトックス治療のメリット、デメリットを理解したうえで、ボトックス治療を受けるかどうか判断する参考になります。

またボトックス治療に抵抗がある方は、以下の記事で食いしばりと歯ぎしりに関する対策を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

☞歯ぎしりすると顎が痛くなる?体に与える影響と改善策を歯科衛生士が解説

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食いしばりはボトックス治療で軽減できる?

ボトックスの注射筒|ムクノキ歯科

食いしばりや歯ぎしりでお悩みの方にとって、ボトックス治療は効果的な選択肢の一つとなる場合があります。

ボトックス治療と聞くと美容医療の印象が強いですが、歯科でも使用されるケースがあるのです。
ここでは、歯科におけるボトックス治療について解説します。

食いしばり改善のためのボトックス治療とは

ボトックス(ボツリヌス毒素A型)は、筋肉を一時的に弛緩させる作用を持つ医薬品です。
食いしばり治療では、主に咬筋(頬の筋肉)と側頭筋(こめかみの筋肉)にボトックスを注射します。

ボトックスが筋肉に作用すると、無意識での力強い噛みしめを抑えながらも、通常の会話や食事などの基本的な機能の維持に期待が可能です。

ボトックス治療は外来で行われ、細い針を使用して直接筋肉にボトックスを注入します。
注射後、通常2〜3日で効果が現れ始め、1〜2週間で最大効果に達するでしょう。

ボトックス治療の対象者

ボトックス治療に適している方は、以下のような方々です。

  • マウスピースなどの従来の治療で十分な効果を得られなかった方
  • 重度の食いしばり、歯ぎしりよって歯の損傷が進行している方
  • 慢性的な顎の痛みや頭痛に悩んでいる方
  • 顎関節症の症状がある方

歯医者と美容クリニックでのボトックス治療の違い

ボトックス治療は歯医者と美容クリニックの両方で受けることができます。
歯医者と美容クリニックでのボトックス治療の違いは、治療の目的やアプローチに違いがあるのです。

歯医者での治療は、主に機能的な問題(食いしばり、顎関節症など)の改善が目的であり、歯や顎の専門的な知識に基づき治療を計画します。
口腔内の健康状態を総合的に評価した上で、咀嚼機能の維持も考慮し適切に投与します。

一方、美容クリニックでの治療は、美容目的(小顔効果、エラの張りの軽減など)であり、外見の改善に焦点を当てたアプローチです。
美容医療の観点から、見た目の変化を重視した投与部位と量が決められます。

食いしばりの改善が目的であれば、専門医である歯科医師へ相談しましょう。

食いしばりに悩む方のボトックス治療のメリット

ボトックス治療のメリット|ムクノキ歯科

ここではボトックス治療のメリットについて、解説します。

食いしばりを軽減

ボトックス治療の最大のメリットは、食いしばりや歯ぎしりを直接的に軽減できる点です。
食いしばりの原因となる咀嚼筋の過剰な収縮力を抑制することで、以下のような症状を緩和します。

夜間の食いしばり、歯ぎしり
日中の無意識的な食いしばり
歯への損傷や摩耗
顎への過剰な負担
顎の疲労感や不快感

適切に投与されたボトックス治療により、多くの患者が症状の改善が報告されている例があります。

頭痛・肩こりの緩和

食いしばりや歯ぎしりは、頭痛や肩こりの原因となることが少なくありません。
咀嚼筋への過度な負担は周囲の筋肉にも影響を及ぼすため、様々な不快な症状を引き起こします。

ボトックス治療によって、頭痛の頻度や痛みの軽減、首や肩のこりの症状改善に期待できます。
特に慢性的な頭痛持ちの方の中には、食いしばりが隠れた原因となっているケースも多いため、症状が軽減することもあるのです。

フェイスラインへの一時的な効果

食いしばりの治療を目的としたボトックス注射には、副次的な変化が生じる場合があります。

発達した咬筋の縮小による顔の輪郭の変化
エラ張り感の軽減と柔らかい印象の顔立ち
顔の非対称性の改善(片側で食いしばりが強い場合)

これらの効果は治療開始後2週間程度で現れ始め、3〜4週間で最大効果に達するケースが多く見られます。
ただし美容目的とは異なり、一時的な効果であると認識しておきましょう。

食いしばりに悩む方の ボトックス治療のデメリット

ボトックス治療のデメリット|ムクノキ歯科

ここからは、ボトックス治療のデメリットについて解説します。

一時的な効果と定期的な治療の必要性

ボトックス治療の効果は一定期間であり、続くものではありません。

効果の持続期間は通常3〜6ヶ月程度と言われており、個人差があります。
特に代謝の早い方や年齢が若い方は、効果が短くなる傾向が高いです。

ボトックス治療の継続的な効果を得るためには、定期的な再治療が必要です。
年に2〜4回の治療が、必要になる場合が多い傾向にあります。

ボトックス治療を中断すると筋肉の機能は徐々に回復し、食いしばりの症状も戻ってくることがよく見られるので、再治療も検討しておきましょう。

ボトックス治療で考えられる副作用とリスク

ボトックス治療には、以下のような副作用やリスクが考えられます。

注射部位の一時的な腫れ、痛み、内出血
注射直後の頭痛(通常は24時間以内に消失)
咀嚼力の一時的な低下
アレルギー反応
顔のバランスの一時的な変化

ボトックス治療の副作用のほとんどは一時的で、自然に回復する場合が多いです。
専門医による適切な投与量と注射技術で、多くのリスクは最小限に抑えられます。

ボトックス治療が向いていない人の特徴

ボトックス治療に向いていない、または注意が必要な方の特徴は、以下の通りです。

妊娠中または授乳中の女性
神経筋接合部の疾患(重症筋無力症など)がある方
特定の抗生物質(アミノグリコシド系など)を服用中の方
注射部位に感染症や皮膚疾患がある方
血液凝固障害や抗凝固薬を服用している方
ボツリヌス毒素に対するアレルギー歴がある方
顎関節の強い炎症や変形がある方
極端に弱い咀嚼力で食事に困難を感じている方

条件に該当する場合は、歯科医師に必ず相談し、別の治療を検討する必要があります。公式LINEバナー|ムクノキ歯科

ムクノキ歯科でのボトックス治療について

ボトックス治療を受ける女性|ムクノキ歯科

当院で行っている食いしばり対策の治療について、当日の流れや治療の特徴を解説します。

ボトックス治療の流れ

ムクノキ歯科でのボトックス治療は、以下のような流れで進められます。

①カウンセリングで現在の症状、歯の状態、顎の筋肉の発達度などを診察
②治療の適応性を評価し、期待できる効果や注意点について説明
③治療計画を個人の症状や顔の形状に合わせて、注射部位や投与量を決定

治療当日は、以下のような流れです。

①治療前に経過観察用の顔写真撮影
②注射部位の消毒
③咬筋と側頭筋への注射
④必要に応じて注射後のアイシング
⑤治療後約2週間後に再来院していただき効果の確認

ボトックス治療の際の注意事項

ボトックス治療を受ける際には、以下の点に注意してください。

治療前の注意事項

治療の1週間前からアスピリンなどの抗凝固薬の使用は医師と相談
治療当日はメイクを控えるか、最小限にする
治療の2〜3日前から過度のアルコール摂取を避ける
可能であれば、治療前に軽い食事をとっておく

治療後の注意事項

注射後4時間は注射部位をマッサージしない
治療当日は激しい運動や入浴(サウナ、温泉)を避ける
24時間は横になる姿勢を避ける(できるだけ頭を起こした状態で過ごす)
3〜4日間は過度の咀嚼を避ける(硬い食べ物等)
1週間程度はアルコールの大量摂取を控える

これらの注意点を守ることで、より効果的な治療結果が期待できます。

食いしばりを改善するボトックス治療のよくある質問

ボトックス治療のよくある質問|ムクノキ歯科

ここからはボトックス治療に関するよくある質問について、Q&Aの形式で回答します。

Q1. 食いしばりを改善するボトックス治療は保険適用になりますか?

いいえ、保険適用ではございません。
現在、食いしばりや歯ぎしりに対するボトックス治療は、保険適用外の自費診療となります。

ただし、医療費控除の対象になる可能性がありますので、領収書は保管しておくことをお勧めします。

Q2. 食いしばりを改善する効果はどのくらい持続しますか?

ボトックス治療の効果持続期間には個人差がありますが、3〜6ヶ月持続に期待できます。

初回治療の場合は、効果が3〜4ヶ月程度と短めになるケースが多く、繰り返し治療を受けると、持続期間が長めに変化する可能性があります。
ただし、年齢や代謝、食いしばりの強さによって持続期間は変わるでしょう。

Q3. ボトックス治療後に控えるべきことはありますか?

ボトックス治療後の24〜48時間は、以下のことを避けましょう。

  • 治療部位のマッサージや強い圧迫
  • 激しい運動や頭を下げる姿勢が多いフィットネス
  • 高温環境(サウナ、温泉、ホットヨガなど)
  • 過度のアルコール摂取
  • 長時間横になる
  • 抗凝固作用のある薬品(アスピリン、イブプロフェンなど)の使用
  • 強く噛む力を必要とする食事

これらの行為を避けることで、ボトックスが適切に筋肉内に留まり、望ましくない部位への拡散を比較的抑えます。

Q4. ボトックス治療後に日常生活への影響や痛みはありますか?

患者様の多くは、治療後すぐに日常生活に戻ることができます。
日常生活への影響も、ほとんどありません。

ボトックス治療後の痛みとしては、軽度の不快感と頭痛が発生する可能性があります。
また効果が出始める2〜3日後に、治療が適切に効いている段階で、一時的に咀嚼力が弱くなった感覚を覚えるケースがあります。

まとめ:ボトックス治療で食いしばりの改善された快適な暮らしへ

顔に手を添える女性|ムクノキ歯科

ボトックス治療は、食いしばりを改善する選択肢の一つとなります。
食いしばりや歯ぎしりを放置すると、歯の損傷・顎関節症・慢性頭痛など様々な問題を引き起こす可能性があります。

ボトックス治療は、食いしばりや歯ぎしりの直接的な軽減と、関連する顎の痛みや頭痛などの改善に期待できます。
ただし現時点では保険適用外の治療であり、すべての方に効果を保証するものではありません。
従来のマウスピース療法で十分な効果が得られない方や、顎関節症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ムクノキ歯科では、公式LINEやメールでのお問い合わせを24時間受け付けております。

些細なことでも悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

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