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歯石除去は必ずしないとダメ?歯科医院でクリーニングする必要性を歯科衛生士が解説!

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歯石除去は必ずしないとダメ?歯科医院でクリーニングする必要性を歯科衛生士が解説!|ムクノキ歯科

「歯医者が苦手で痛みがなければ行きたくない…」
「歯石を除去しないとどうなるの…?」

このようなことでお悩みの方も多いのではないかと思います。

この記事では、歯科医院でクリーニングを受ける必要性について、歯科衛生士の高橋が解説します。

最後まで読むと、

・歯石除去のメリット
・歯垢と歯石の違い
・歯石を取ることの重要性
・特に受診をすべき方の特徴

 

上記のことがわかるようになり、行ってみようと思うようになるかと思います。

以下の記事では、より口腔内をきれいにする施術について解説しているので、ぜひ参考にしてください。


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歯垢と歯石の違いについて

歯垢と歯石の違い|ムクノキ歯科

歯の汚れである「歯垢(プラーク)」「歯石」の違いについて解説します。

歯垢(プラーク)歯石
・ネバネバしている
・虫歯菌や歯周病菌の温床
・歯磨きで落ちる
・歯垢が石灰化し固っている
・歯磨きでは落ちない

歯垢は、細菌が繫殖してできた塊のようなものです。
歯垢には非常に多くの細菌が存在しており、1㎎に1億個以上と言われています。

粘着性が強く、磨き残しがあると、どんどん増殖してしまいます。

歯石は、歯垢を付着したままにしたことによって石灰化し、固まってしまった状態です。
歯石になってしまうとご自身では除去することは難しいです。

歯石が着いた状態を放置すると歯周病が進行してしまうので、早めの歯科医院の受診が必要となります。

歯石除去の4つメリットと必要性

歯石除去の3つメリット|ムクノキ歯科

歯科医院で歯石除去を行うメリットと、必要性についてそれぞれ解説します。

メリットは以下の4点です。

・口臭を抑える
・虫歯を防ぐ
・歯周病の進行を抑える
・将来の歯と身体の健康を保つことに繋がる

 

①口臭が抑えられる

歯垢や歯石には、多くの細菌が存在し、細菌が発生するガスが口臭の原因の1つです。

さらに、歯周病が進行すると、卵が腐ったような独特のにおいが口臭となって現れてしまいます。
歯石の除去と歯茎を健康な状態にしなければ、においが改善されないので、歯科医院で定期的なクリーニングを行いましょう。

②早期発見で虫歯を防ぐ

ムクノキ歯科では、歯石除去は3ヶ月に一度行うことをおすすめしています。

歯垢や歯石には、虫歯菌も存在しており、定期的に取り除くことや、歯科医師・歯科衛生士が口腔内を診ることで早期発見が可能です。

虫歯で痛みが出てしまう前に処置できれば、比較的歯を大きく削ることなく済ませられます。

③歯周病の進行を抑える

歯に付着した歯石を取り除くことで、歯周病の進行を抑えることが可能です。

歯周病は、一般的に35歳頃から進行していくと言われています。

歯周病が進行すると、歯茎からの出血や歯がぐらつき始め、重篤なケースだと歯が抜け落ちてしまったり、全身の疾患を引き起こしたりするので早期治療と予防が重要です。

歯周病については、以下の記事でより詳しく解説しています。

④将来の歯と身体の健康を守る

歯垢や歯石を除去して口腔内をきれいに保っておくと、結果として、将来の自分の歯と身体の健康を守ることに繋がります。

老後も歯が生えそろっていると食事を楽しむことができ、食材を噛むことによって認知機能の活性化や、内臓への負担を減らせます。

老後の生活をより豊かに楽しむためにも、今できる治療を行うことが必要です。

 

 

ムクノキ歯科での治療の流れ

歯石除去の流れ|ムクノキ歯科

ムクノキ歯科では、主に以下のような流れで治療を進めます。

歯周病検査

まずはじめに、「歯周ポケット」と呼ばれる歯茎の溝の深さと、歯の揺れ具合、歯肉の幅を計測します。

歯茎に炎症が起きていると、チクチクとした痛みを感じる場合や、歯茎からの出血があります。
歯周病の進行を抑えてコントロールするために、定期的に検査を受けましょう。

画像診断

デンタルレントゲン10枚法*で歯槽骨の位置と骨の吸収度合いを確認します。

*自由診療になります。

歯周病菌検査

患者様の歯周ポケットからサンプルを採取し、検体を検査会社に送ります。
細菌培養をして歯周病の要となる菌群が存在しないか調べます。

*自由診療になります。
約一週間後に結果が出て、それにより治療法が異なります。

歯石除去

歯石は、歯と歯茎の見えている範囲だけでなく、歯周ポケットの奥にも蓄積されていきます。

主に以下の2つの方法で、縁上と縁下の歯石にアプローチすることで、歯周病の予防が可能です。

スケーリング
ルートプレーニング
・歯の表面の歯石や歯垢を除去
・すべての方が対象
・麻酔なし
・短時間
・歯周ポケットの奥の歯石を除去
・歯の根面を滑らかにして汚れを付きにくくする
・歯周病が中等度~重度の方が対象
・麻酔あり
・複数回かかる

*患者様の歯石の付き具合と歯周病の進行度合いによって、治療法は異なります。

PMTCで歯の表面を清掃

保険診療のスケーリングのあとには、自費診療のPMTC*(Professional Mechanical Tooth Cleaning)という施術がおすすめです。
PMTCは、歯科衛生士による専門的な施術で、歯の表面をつるつるに仕上げ、汚れのつきにくい口内環境へ導きます。

ムクノキ歯科では通院中の約8割の患者様が、歯の健康のために歯石除去と一緒に施術を行っています。

*自由診療になります。

 

歯石除去の治療後の症状・過ごし方

歯石除去の治療後の過ごし方|ムクノキ歯科

歯科医院で歯石を除去したあとの過ごし方について、3点解説します。
以下のように治療後によくある症状や、セルフケアの方法を解説しているので、自宅でも歯の健康を意識してみてください。

治療後によくある3つの症状

歯石を除去の後の痛み|ムクノキ歯科

歯石を除去したあとには、下記のような症状が現れるケースがあります。
特に、久しぶりのクリーニングでたくさんの歯石が付いていた方は可能性が高いです。

・一時的な知覚過敏の症状
・歯茎からの出血
・歯石がなくなったことによる歯の隙間や揺れ

 

日にちの経過とともに落ち着きますが、万が一、1週間から10日経っても軽減しない場合はご相談ください。

歯垢と歯石付着予防のために丁寧なセルフケアを継続する

丁寧なセルフケアを継続する|ムクノキ歯科

歯垢と歯石の付着を防ぐためには、毎日のセルフケアがとても重要です。
歯ブラシだけの歯磨きでは、約6割の汚れしか落とせていないと言われています。

デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、約8割まで落とせるようになります。

また、有効成分配合の歯磨き粉を使用すると、歯の着色を防いだり、しみを予防できたりと効果に期待できます。

自分の好みのアイテムを使って、毎日気持ちよく過ごしましょう。

セルフケアでの注意事項

セルフケアでの注意事項|ムクノキ歯科

セルフケアで避けるべき行為として、付着してしまった歯石は無理に剝がさないようにしてください。
爪や、爪楊枝などを使用して剥がそうとすると、歯茎を傷つける恐れがあります。

また、歯ブラシの毛先が広がったら、すぐに新しいものに交換しましょう。

歯ブラシの寿命は、約1ヶ月と言われており、意外と短いです。

毛先の広がった歯ブラシを使い続けていると、汚れを効果的に落とすことができません。

歯の表面や歯茎のすき間にうまく毛先が当たらないので、定期的に新しい歯ブラシに取り替えるのがおすすめです。

 

 

定期的な受診をおすすめしたい方の特徴5つ

定期的な受診をおすすめしたい方|ムクノキ歯科

歯垢や歯石は月日の経過とともに、どんどん蓄積され付着していってしまいます。
歯石が付きはじめるのは、個人差がありますが、前のクリーニングから3ヶ月後からです。
歯科医院での定期的な検診とクリーニングは、すべての方に行っていただきたいです。

その中でも、特に意識してもらいたい方の5つの特徴を紹介します。

セルフケアが苦手

毎日歯磨きの習慣があるにも関わらず、歯茎の炎症や虫歯が多い方は、磨き方が適切でない可能性が高いです。

歯科衛生士からブラッシング指導を受けると、磨き残しのある苦手な箇所や、正しい磨き方について教えてもらえます。

仕上がりのよい歯磨き習慣を身につけて、口腔内の環境を整えていきましょう。

喫煙をしている

たばこを吸う方は、吸わない方に比べて歯周病の治療効果が低く、治りも遅いです。
たばこに含まれる成分のニコチンが作用し、血管を収縮させて血行不良が起こります。
血液の循環が悪くなると、細菌が増殖しやすくなるに加え、出血や腫れなどの炎症が現れにくくなってしまうのです。

喫煙をしている方は、禁煙も視野にいれながら、より意欲的にクリーニングを受けましょう。
参考:e-ヘルスネット 喫煙と歯周病の関係

歯並びが重なっている

歯並びが重なって並んでいる箇所は、磨き残しやプラークが溜まりやすく、部分的に歯肉の炎症が起こるケースがあります。

デンタルフロスや歯間ブラシを併用しても、セルフケアだけでは難しいので、定期的に歯科医院で歯石除去を行いましょう。

親知らずが生えている

親知らずが生えている方は、歯ブラシが奥まで届きにくく、磨き残しができやすいです。
特に、真っ直ぐではなく横向きに生えている方や、親知らずの頭だけでている方は、歯肉の炎症も起こりやすい傾向にあります。

しばらく歯科検診を受けていない

はじめて来院される方の中には、「数年間歯医者に行ってなかった」という方もいらっしゃいます。
個人差はありますが、理想は3ヶ月に1度、最長でも6ヶ月に1度はクリーニングを行うのがおすすめです。

歯科医院受診の間隔が空いてしまうと、口の中を見せるのが恥ずかしかったり、行くのに勇気が必要だったりするかもしれません。

しかし、お口の健康を守るためにも現状を把握して、定期的に通えるようにしていきましょう。


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歯石除去に関するQ&A

歯石除去に関するQ&A|ムクノキ歯科

歯石除去に関する質問をQ&A形式でお答えします。

歯石除去とクリーニングは同じですか?

クリーニングの中の治療法の1つとして、歯石除去があります。

歯科医師や歯科衛生士がお口の中を拝見し、患者様にとって適切な治療をお勧めしてくれますのでご安心ください。

歯石除去の他に、PMTCという歯の表面をきれいにする施術があります。

歯石除去の治療にかかる時間はどれくらいですか?

ムクノキ歯科の歯石除去にかかる時間は、約30分です。(個人差があります。)
PMTCを同日に受けると、さらに約60〜90分程度お時間をいただいております。

歯石除去は痛みはありませんか?

個人差があるので、痛みを感じる方もいらっしゃいます。
痛みが苦手な方は、事前にお声がけください。

歯石除去後に食事の制限はありますか?

特にございません。
患者様によっては、歯石を取り除いたことで、知覚過敏の症状が現れる場合があります。
しみが強い場合、しばらく冷たい飲食物は避けた方が過ごしやすいかもしれません。

まとめ:将来のために歯科医院の歯石除去でからだの健康を維持しましょう

歯石除去でからだの健康を維持|ムクノキ歯科

今回は、歯科医院での歯石除去のメリットと必要性について解説しました。

・3ヶ月に一度歯科医院を受診し歯石除去やPMTCを行う
・丁寧なセルフケアで虫歯と歯周病の進行を抑えられる
・口腔内を清潔に保つことが将来の健康にも繋がる

 

歯垢が歯石に変わると、セルフケアの歯磨きだけでは、汚れを落としきることはできません。

上記の3つを念頭に置き、長期的な視点で歯の健康を維持しましょう。
ムクノキ歯科では、患者様の数年先の健康も考えた治療法と予防法をご案内しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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