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【歯医者が苦手な人必見】歯医者の定期検診内容と5つの必要性を紹介丨痛くなってからではもう遅い?

スタッフブログ予防歯科

歯医者の定期検診内容と5つの必要性を紹介|ムクノキ歯科

「歯医者の定期検診って、どんなことをするの?」
「歯は痛くないのに、歯医者に行く意味はある?」

このように現在痛みやお悩みがなく歯医者の受診を、する必要がなく感じている人も多いのではないでしょうか?

定期検診は、歯の健康を維持するためにとても重要です。
ムクノキ歯科の1日の患者様のうち、定期検診を目的として定期的に来院していただいている方がとても多いです。

ムクノキ歯科衛生士の高橋が、歯科医院で受けられる定期検診の流れや歯科治療について紹介します。
最後まで読んでいただくと、定期検診の必要性がわかり、歯の健康意識が高まります。


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定期検診の流れ

定期検診の流れ|ムクノキ歯科

定期検診とは、むし歯治療を終えた患者様に一定の期間過ごしてもらい、その後の口腔内の状態を確認することです。
治療でむし歯が無くなったとしても、定期的に検診を受けることが、健康な歯を維持していくために重要です。

ムクノキ歯科で行っている定期検診の流れを紹介します。

問診

まず歯科医師や衛生士が、患者さまにお口の中で気になることや痛みなどがないか問診します。
相談ごとがあれば、不安を取り除けるよう最適な解決法を提案しますので些細なお悩みもお相談ください。

むし歯の確認

椋木院長が目視でむし歯の有無や、進行度合いを確認します。
必要であればレントゲンを撮影し、治療を行っていくか判断します。

歯周病検査

歯科衛生士が、歯周病に関する検査を行います。
歯1本1本に対して、以下の3つの検査項目を実施します。

・歯周ポケット
・歯肉からの出血
・歯の動揺

歯周ポケット

歯周ポケット|ムクノキ歯科

歯と歯茎の間の溝を「歯周ポケット」と呼びます。

歯周病は、歯周ポケットが深いことにより、歯を支えている歯槽骨を溶かしてしまう病気です。

検査方法は、目盛りのついた器具を溝に入れて深さを測定し、どの部位が歯周組織に異常があるか検査をします。
歯周ポケットの深さによって歯周病の進行具合がわかり、以下の表のように判断されます。

歯周ポケットの深さ程度
3mm以下健康な歯肉の状態・歯肉炎
4mm軽度の歯周病
5〜7mm中度の歯周病
6mm以上重度の歯周病

出血の有無

器具を入れた部位から、出血が無いか確認を行います。
出血があるところは炎症が起きており、歯周病の傾向にあります。

歯の動揺

歯の動揺|ムクノキ歯科

歯周病によって歯槽骨が溶けてしまうと、歯を支える部分が減少し、動きが出ます。
ピンセットを使って歯を1本1本揺らし、動きの大きさを確認します。

歯の動揺度は0から3までの4段階で表され、揺れが大きいと歯周病の影響を受けています。

動揺度揺れの状態
0生理的動揺(揺れはほとんど感じない)
1頬と舌側の左右へわずかに揺れる
2頬と舌側に中程度、前後にわずかに揺れる
3頬と舌側、前後に加え、垂直方向にも揺れる

歯石除去

検査が終わると、歯石除去を行こないます。
歯茎より上の部分をスケーリング、歯周ポケット内の歯石をSRP(スケーリング・ルートプレーニング)と呼びます。
患者さまの歯石の付き方によって、衛生士が適切な処置を行っていきます。

また、SRPは歯周治療の領域になるため、定期検診後の治療として算定されます。

PMTC(歯のクリーニング)

PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科医院で行われるプロフェッショナルなケアの1つです。
ムクノキ歯科ではマイクロスコープで確認しながらスイス制エアフローという機材を用いて、ホームケアでは取り除けない汚れを徹底的に除去します。

PMTCは、以下の順番で行われます。

①研磨ペーストの塗布
②歯間の清掃
③歯面のクリーニング
④表面の研磨

PMTCについて歯科衛生士が徹底解説丨 PMTCの効果や施術の流れを解説

定期検診を受けるべき理由5選

定期検診を受けるべき理由|ムクノキ歯科

むし歯や自覚症状がなくても、定期検診を受けるべき理由を5つ紹介します。

歯周病のリスクを軽減できる

歯周病の検査を定期的に行うことで、歯周病の進行を確認し、コントロールすることが可能になります。

むし歯の早期発見に繋がる

定期的に口腔内を確認することで、むし歯の早期発見につながります。
クリーニングの最中に、むし歯が見つかることも多々あります。

早期発見できれば、経過を観察して、むし歯治療のタイミングを計画立てることも可能です。

医療費負担を抑えられる

定期検診を受けることで、結果的に医療費の負担を抑えられます。
1回の定期健診とクリーニングの費用と比べ、むし歯になると1本に対して同程度かそれ以上かかります。

むし歯が大きく神経にまで到達していると、根の治療から被せ物までの治療費がかかり、通院は週1回から継続するため時間も必要です。

一度治療した歯は、再治療の可能性も今後出るので、医療費を最小限に抑えるためにも定期検診を受けましょう。

セルフケアが見直せる

歯科衛生士による歯磨き指導で、セルフケアを見直すことが可能です。

・どの部分に多くの歯石がついていたか
・うまく磨けていない所がどこか

を教えてもらい、セルフケアできれいにできるよう丁寧にお伝えします。

歯ブラシのサイズやフロスの使い方など、わからないことがあれば、衛生士にお気軽にご質問ください。

自分の歯で老後を迎えることができる可能性が高まる

歯周病が進行し、歯がぐらついていると、歯が抜ける原因となります。
歯周病の早期発見と進行を和らげるため、歯科医院での定期検診とクリーニングが重要です。

自分の歯で老後を迎えられると食事を楽しむことができます。
細かく噛んで飲み込めるので、身体への負担も軽減されるでしょう。

しっかりと噛むことは、認知症の予防にも繋がると言われています。

痛みが出てから歯科受診では遅い

歯痛に悩む女性|ムクノキ歯科

歯が痛くなってから歯科医院を受診する人がいますが、痛みが出てからでは歯にとって負担が大きいです。
歯の削る部分が大きくなったり、神経を取る処置の必要が増してしまいます。

日本人の定期検診受診率は、増加傾向にありますが、海外の先進国に比べてまだまだ少ないのが現状です。

海外では定期的にメンテナンスを受ける人が多く、80歳になっても残っている歯の本数が日本人より多い結果が出ています。

定期的に検診を受けることが、将来の自分のためになるので、継続しましょう。

むし歯の進行スピードはだんだん加速する

むし歯の進行スピードは初期はゆっくりですが、中期から進行スピードは早くなります。
無症状のままむし歯を放置していると、ある日突然痛みに襲われ、神経を抜くほど進行していたケースもあります。

削ってしまった歯は人工物でしか補えないため、治療箇所は最小限に抑えるのが望ましいです。

痛みが出る前に歯科を受診

定期検診で歯の様子をこまめに確認できると、現時点で処置が必要かどうかの判断が可能です。

むし歯になっているかの確認は自分では難しいので、医師の判断が決め手となります。
歯科医師によって治療を行う基準も違うので、任せられる医師が在籍する医院を選びましょう。

ムクノキ歯科ではなるべく自分の歯を残すことができるよう、椋木院長がしっかりと治療計画を立てていきます。

定期検診の結果からムクノキ歯科で行う治療について

ムクノキ歯科での治療|ムクノキ歯科

定期検診でむし歯が見つかった人は、治療が必要です。
ムクノキ歯科では、次のように治療を行います。

むし歯治療

ムクノキ歯科のむし歯治療では、マイクロスコープラバーダム除湿法を導入しております。
それぞれの役割を解説します。

マイクロスコープの使用

マイクロスコープ|ムクノキ歯科

ムクノキ歯科では治療の際に、マイクロスコープを使用しています。
特に根っこの部分を治療する際は、直接見ることができないため、細菌の取り残しがあると炎症を起こし、再治療が必要になります。

マイクロスコープを用いることで、従来よりも精密な処置が期待できるようになりました。
マイクロスコープとは、肉眼に比べて最大25倍まで拡大できる、歯科専用の顕微鏡です。

歯科では主に、歯内療法(根管治療と呼ばれる歯の内部の治療)やインプラントなど、幅広い治療に用いられております。
患部を大幅に拡大できるため、わずかな異変も逃す心配が少なく、より精密な治療に必要な装置です。

ラバーダム防湿法

ラバーダム防湿法|ムクノキ歯科

日本ではまだあまり知られていない、ラバーダム除湿法のもとで治療を行います。
専用のゴムと器具を用いて、治療の歯とそれ以外を分けて、清潔な環境を作る治療方法です。

治療部位への細菌の侵入を防ぐだけでなく、口腔内での細菌の飛散を防ぎ、他の歯を守る効果も期待されます。
ムクノキ歯科では、ラバーダム防湿法は、術後の良い成果のために欠かせない治療方法と考えています。

歯周病治療

歯周病の原因となる歯垢や歯石を取り除き、歯周病になりにくい状態を作ることが重要です。

しかし、歯周病が進行すると、歯を支えている歯周組織が失われていきます。
歯槽骨の再生療法や、歯周ポケットの除去を行うオペによって、機能回復を狙う治療があります。

定期検診に関するよくある質問

定期検診に関するよくある質問を、2つ紹介します。

定期検診の頻度はどのくらいですか?

口腔内は個人差があるので、定期検診は人によって様々ですが、通常約3か月に1回をおすすめしています。

口腔内の状態によっては、毎月いらっしゃる方や半年に1回いらっしゃる方もいるので、ご自身がどのぐらいのペースで来院が必要なのか定期検診に通うことで判断できます。

最初は短い間隔でも、セルフケアが上達し、口腔衛生状態がきれいに保たれているようであれば、定期検診の間隔も徐々に伸ばしていけるでしょう。

定期検診で通っていても、むし歯になることはありますか?

定期検診に通っているからといって、必ずむし歯を防げるとは断言できません。
しかし、もし仮にむし歯になったとしてもすぐに対応し、治療の負担を最小限に抑えられます。

定期検診を受けていない場合、むし歯の進行具合や治療の必要性が判断できないため、いつの間にか大きくなってしまったり、痛みがでたりするリスクが高いです。

まとめ:定期検診を習慣化して自分の健康を守りましょう

定期検診の必要性|ムクノキ歯科
今回は、歯医者での定期検診の内容と必要性について解説しました。

定期検診で不安を解消
衛生士によるクリーニングで歯の健康を守る
セルフケアの仕上がり確認と改善方法を知る

定期検診を受けることで、口腔内を清潔にし、むし歯や歯周病から自分の歯を守ることできます。

定期的に通うのは、めんどくささや忙しさから避けたいと考える方も少なくないでしょう。
痛みや自覚症状がないと、なおさら受診の必要性がないのではないかと思ってしまいますよね。
しかし、むし歯も歯周病も放置すると進行してしまい、さらに通院が必要になります。

ご自身の歯を大切にするためにも、定期検診で早期発見・早期治療を心がけていきいましょう。

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