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健康な歯茎とは?歯茎を健康に保つことの大切さについて歯科衛生士が徹底解説

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健康な歯茎とは?歯茎を健康に保つことの大切さについて歯科衛生士が徹底解説|ムクノキ歯科

「最近、歯茎が黒っぽくなったように感じる」
「歯磨きの時に出血がある」
「歯茎が痒い」

などと感じ、心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では

・健康な歯茎の状態
・不健康な歯茎の状態
・歯茎が不健康になるとどうなるか?
・歯茎を健康にするには?

などを歯科衛生士の高橋が解説していきます。

ぜひ最後まで読んで健康な歯茎を目指していきましょう。


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歯茎を健康にすることの重要性

歯茎を健康にすることの重要性|ムクノキ歯科

歯茎は歯を支え、歯の根っこを覆うことで根っこを守り、最近や食べかすなどが歯の根っこに入ることを防いでくれます。

この歯茎が不健康になってしまうと歯がぐらついてきたり、根っこに病巣を作ってしまったりしてしまいます。

歯茎は歯の全ての土台となる重要な役割を果たしています。

歯茎は歯科では歯肉(しにく)と呼びますので以下、歯肉と呼んでいきます。

健康な歯肉の特徴3選

健康な歯肉の特徴|ムクノキ歯科

健康な歯肉の特徴はどのようなものがあるのでしょうか?
簡単なセルフチェックでも確認することができます。

ぜひチェックしてみてください。

①健康な歯肉の色

綺麗なピンク色が健康な歯肉の色です。
歯肉の血行が良好であり、炎症がない状態です。

②健康な歯肉の感覚

触った時弾力があり、引き締まっている状態。

③健康な歯肉の形

歯と歯の間が隙間がなく歯肉が綺麗な三角形になっている状態です。

また、歯と歯茎の境目が盛り上がっていることも非常に重要です。

隙間がなこく、盛り上がっている事で、細菌や食べかすが歯肉内に侵入し炎症を起こすことを防いでくれます。

不健康な歯茎の特徴4選

不健康な歯茎の特徴|ムクノキ歯科

では反対に、不健康な歯の特徴はどのようなものがあるのでしょうか?
こちらもセルフチェックでも確認することができます。

①赤紫がかって暗い色

血行が悪くなっており何かしらの炎症を起こしている状態です。

②ブヨブヨしている

赤っぽく腫れていてブヨブヨしている状態は既に歯周病が進行している可能性が高い状態です。

早めに歯科医院へ行って歯周病検査を受けた方が良いでしょう。

③歯肉と歯肉の間に隙間がある

この状態のことをブラックトライアングルと呼びます。
ブラックトライアングルはほとんどの場合は前歯にみられます。

この場合は、歯肉が下がってきており歯肉と歯肉の間から食べかすや病原菌などが侵入してしまい、放っておくとさらにブラックトライアングルが大きくなっていきますます病原菌が侵入しやすくなります。
下がってしまった歯肉はご自身では直すことはできませんので歯科医院を受診しましょう。

④歯が長くなったように感じる

歯茎が上がってきてしまうことで歯が露出してきてしまい歯が長くなったように感じることがあります。
こちらも主に前歯に出やすいので笑った際などに目立ってしまい、見た目も良くなくなってきてしまうでしょう。
上がってしまった歯肉もご自身では治すことができませんので歯科医院を受診しましょう。


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歯肉が不健康になる原因

歯肉が不健康になる原因|ムクノキ歯科

元々は元気で健康だった歯肉が不健康になってしまうのには理由があります。

それぞれを確認していきましょう。

セルフケアでのブラッシングが上手くできていない

きちんと磨こうと、強い力を入れすぎて磨くと歯肉が傷つきかえって不健康な歯肉になってしまいます。
または、磨き残しなどでいつの間にか歯石ができており歯石から歯肉炎を起こしてしまう場合も非常に多いです。

悪化する前に、定期的な歯科検診で歯石除去をおこなったり、歯科医院でグラッシング指導を行うこと大切です。

喫煙

タバコを吸うと血液がドロドロになり歯肉の血流も悪くなります。
また、免疫力の低下してしまうので非喫煙者の場合には免疫力でカバーできたものも自力でカバーできなくなってしまい病原菌の侵入を簡単に許してしまいます。

不健康な食事

バランスの取れていない食事を続けていると口内環境がアルカリ性に偏ってしまいます。
口内環境がアルカリ性になってしまうと虫歯にとって住みやすく、虫歯の進行が早まります。

また、自分の力で悪いものを出そうとする自然治癒力が弱まってしまい病原菌などを追い出すことができなくなってしまいます。

歯肉が不健康になるとどうなる?

歯肉が不健康になるとどうなる?|ムクノキ歯科

本来は歯にくっついて病原菌や虫歯の侵入を防いでくれる歯肉が不健康になってくると易々とそれらの菌が歯肉に侵入することを許してしまいます。

すると、歯肉炎になり、歯周病へと進行してしまいそのまま放っておくと歯を失う・ひどい口臭など取り返しのつかないことになってしまいます。
虫歯の進行も早まります。

歯を失う原因の9割は虫歯と歯周病です。

大切な歯を失わないよう毎日の食事にも気をつけていきましょう。

歯肉を健康に保つには

歯肉を健康に保つには|ムクノキ歯科

歯肉を健康に保つ必要性をご理解いただけたかと思います。
ここでは、歯肉を健康に保つ方法をお伝えしていきます。

セルフケアを徹底する

歯磨きだけで歯の汚れを全て落とし切ることはできません。
歯間ブラシ、フロスなどを活用し食べかすをその差ないことが非常に重要です。

食べかすは 2〜4日程度で歯石となって歯周病の原因になります。
歯石になってしまうとセルフケアで落とすことは難しいです。

早めに歯科医院で歯石とりを受けましょう。

定期検診をきちんと受ける

ご自身でしっかりと毎日のセルフケアをおこなっていても磨き残しがある場合があります。
歯石や、歯周病の初期状態はご自身では気がつかないことがほとんどでいつの間にか進行してしまうので定期健診で歯科衛生士に確認してもらい、口内環境を綺麗に保ちましょう。

ムクノキ歯科は厚生労働省 健康局 健康課の行なっているSMART LIFE PROJECTに参加しており、定期検診の呼びかけを積極的におこなっています。

歯肉マッサージをする

毎日のセルフケアに加えて、歯肉マッサージをすると血行が良くなり歯茎を強くすることができます。

歯磨きの後に、歯茎を指の腹で円を描くようにマッサージしていきます。
こちらも、歯磨き同様強い力を入れてしまうと逆に歯肉が傷ついてしまうので優しくマッサージをするようにしましょう。

歯茎を健康にする食べ物

歯茎を健康にする食べ物|ムクノキ歯科

身体は食べたものでできているので、歯肉も同じです。
歯肉に良い・歯肉を強くする食べ物を紹介していきます。

歯肉だけではなく身体の健康にも直結しますのぜひ取り入れてみてください。

噛む回数が多い食べ物

噛むを増やすことにより唾液の分泌が活発になります。
唾液には、

・細菌の繁殖を抑える
・虫歯を予防する
・お口の中を清潔に保つ

など口内環境を整えてくれるなどの重要な役割があります。

免疫力を高めてくれる食べ物

・タンパク質
肉、魚、卵、大豆製品、乳製品
・抗酸化作用のある食材
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを多く含む緑黄色野菜、イチゴ、アボカドなどの果物、にんにく、かぼちゃなど

ムクノキ歯科では歯と栄養バランスの関係性が高いことに注目し栄養療法もおこなっています。

歯肉に関するFAQ

歯肉に関するFAQ|ムクノキ歯科

歯肉に関するよくある質問にお答えしていきます。

歯肉が上がってしまって歯が長く見えます。どうしたら良いですか?

上がってしまった歯肉はセルフケアで治すことはできません。
放っておくと、虫歯になりやすくなったり歯周病の悪化を早めてしまうため治療が必要になります。

歯肉が紫がかっています。どんな病気ですか?

歯周病の可能性が高いですが、お口中を拝見してみないと正確には断言できません。
早めに歯科医院を受診して治療を始めましょう。

定期検診を受けているのに歯肉が歯周病になりかけていると言われました。定期検診を受けても意味がないんですか?

定期検診は人によりますがほとんどの方は3〜6ヶ月に1度程度で受診していただいているかと思います。
残念ながら定期検診と定期検診の間に歯周病になってしまう方もいます。
しかし、定期検診で早期発見できるので比較的軽度で治療も簡単なことが多いです。

歯の病気は早期発見・早期治療が大切になりますので定期検診を継続していきましょう。

まとめ:セルフケアを大切にし定期検診で早期発見・早期治療を

健康な歯茎とは?まとめ|ムクノキ歯科

健康な歯を維持するためには健康な歯肉が欠かせません。
歯肉が不健康だけど、歯は健康という状態はありえません。

セルフケアや定期検診でこまめにチェックをし異変に気づいたら歯科医院を受診しましょう。
早めの治療が何よりも大切です。

人生100年時代、自分の歯の健康寿命を長くし快適な生活を送りましょう。

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