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前歯をセラミックにする際のメリットと注意点を歯科衛生士が解説

スタッフブログ審美治療

前歯をセラミックにする際のメリットと注意点解説|ムクノキ歯科

「芸能人のようは白くて綺麗な歯になるにはどうしたらいいの?」
「前歯をセラミックにしたら見た目をどのくらい改善できる?」
「セラミック治療って高そうだけど、支払う価値はある?」

このように前歯のセラミック治療に興味があるものの高額なイメージから、なんとなく治療を避けている方はいらっしゃいませんか?

セラミックは審美性が高く美しい仕上がりで、種類によっては金属アレルギーの心配がないことから、多くの患者様に選ばれています。

この記事では、前歯のセラミック治療のメリットとデメリットや、素材の特徴、治療後のケアなどについてムクノキ歯科の歯科衛生士である高橋が解説します。

前歯のセラミック治療を正しく理解し、ご自身にとって最適な選択肢を選べるように最後まで読んでみてください。


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前歯のセラミック治療とは

前歯のセラミック治療とは|ムクノキ歯科

前歯のセラミック治療とは、歯の表面を削り人工の被せものを被せる治療法です。
被せものは保険診療と自由診療があり、セラミック治療は自由診療に該当します。

歯を虫歯で大きく削っていたり、神経を失って変色していたりなどの見た目の悩みを解決します。

特に前歯は人の視線が気になる部位であり、審美性の高いセラミックを選べば、違和感のない仕上がりにつながりやすいです。

前歯のセラミック治療の3つのメリット

前歯のセラミック治療の3つのメリット|ムクノキ歯科

前歯をセラミックにするメリットは、以下の3つが挙げられます。

①天然歯のような自然な見た目と透明感に仕上がる
②短期間で見た目の改善できる
③メタルフリーで金属アレルギーでも装着できる

それぞれについて解説します。

①天然歯のような自然な見た目と透明感に仕上がる

セラミックは、審美性に優れ透明感のある見た目に仕上がります。

また、強度が高く天然歯と同じような硬さをもっているため、噛み合わせたときに傷つく心配もありません。

②短期間で見た目の改善できる

セラミック治療・セラミック矯正では、短期間で見た目の改善が可能です。

歯のすき間や角度、形などをセラミックを被せることで解決する方法があります。

治療期間は歯科医院によって異なりますが、歯の型取りから作製、装着まで約1ヶ月で完成します。

ただし、お口の状態によっては、ワイヤー矯正やマウスピース矯正をお勧めする場合もあります。

また、「歯を白くしたい」という希望であれば、歯が有髄(神経が生きている歯)の場合のみホワイトニングで解決可能です。

健康な歯は削ってしまうと元通りにできません。
被せにするかどうかは、歯科医師と慎重に検討してください。

③メタルフリーで金属アレルギーでも装着できる

被せるセラミックの種類によっては、金属不使用のため金属アレルギーの方でも治療が受けられます。

近年メタルフリーの考え方が進行しており、金属の使用が気になる方はメタルボンド以外の素材を選択しましょう。


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セラミック治療の3つデメリット

セラミック治療の3つデメリット|ムクノキ歯科

見た目の改善に期待できる前歯のセラミック治療ですが、以下の3点のデメリットもあります。

①前歯のセラミック治療は自由診療で1本10万以上と高額
②セラミックは10から15年での経年劣化の可能性
③有髄であれば歯の神経を失うリスク

デメリットを理解したうえで、治療を選択することが重要です。

①前歯のセラミック治療は自由診療で1本10万以上と高額

セラミック治療は、保険適応外の自由診療のため1本あたり10万円以上かかるケースがほとんどです。

まとまった金額の支払いが難しいという方には、歯科治療を目的とした「デンタルローン」があります。
利用には審査がありますが、支払い方法の一つとして活用しましょう。

②セラミックは10から15年で経年劣化の可能性

セラミックは、一生使えるわけではありません。

だいたい10~15年で経年劣化が始まると言われており、色の変化やひび割れ、欠けてしまうなどの可能性もあります。

しかし、適切なケアを行えば、美しい状態を長期間保つことが可能です。

③有髄であれば歯の神経を失うリスク

歯の神経がある歯を治療する場合は、神経を失うリスクが高まります。

従来、歯に被せる治療は無髄(神経がない状態)の歯に行う治療です。

しかし、本人の希望で有髄(神経がある状態)でも治療を行うケースがあります。

健康な歯を削ると、時間経過とともにいつの間にか神経が死んでしまう可能性があることを理解しておきましょう。

前歯のセラミック治療前に確認すべき重要ポイント2選

前歯のセラミック治療前に確認すべき重要ポイント2選|ムクノキ歯科

前歯のセラミック治療を開始する前に、歯科医院で確認すべき重要なポイントが2つあります。

治療後のトラブルを未然に防ぐためにも、以下の2点を確認しておきましょう。

①治療にかかる期間と必要な通院回数
②歯科医院独自の保証制度の有無

①治療にかかる期間と必要な通院回数

前歯のセラミック治療を進めていくにあたり、期日がある場合はスケジュールを確認しておきましょう。
例えば、成人式や結婚式などの写真を撮るイベントまでに治療を終わらせたい方が多くいらっしゃいます。
その日までに治療予約は取りやすいか、余裕をもって終えられるかを確認しておきましょう。

②歯科医院独自の保証制度の有無

セラミック治療は自由診療のため保証制度の有無や内容に関しては、歯科医院ごとに異なります。
保証の有無や内容がどのようなものか、または期間が定められているかどうかなどを確認しておきましょう。

人気のセラミック素材4種類の特徴

人気のセラミック素材4種類の特徴|ムクノキ歯科

セラミック治療で人気な素材は、主に以下の4種類です。

・オールセラミック
・ジルコニア
・ハイブリッドセラミック
・メタルボンド

それぞれの特徴について、表で解説します。

素材特徴
オールセラミック最も審美性に優れている
ジルコニア見た目と強度のバランスが良い
ハイブリッドセラミック柔軟性があり破損しにくい
メタルボンド金属の使用で低価格に抑えられる

前歯セラミック治療の相場と費用

前歯セラミック治療の相場と費用|ムクノキ歯科

前歯のセラミック治療は自由診療のため、同じ素材でも歯科医院によって設定価格が異なります。
セラミック治療の相場を素材別と地域別で紹介します。

素材別の価格差

セラミックの種類によって、価格は以下のように異なります。

素材1本あたりの価格
オールセラミック25〜50万円
ジルコニア20〜35万円
ハイブリッドセラミック15〜25万円
メタルボンド10〜15万円

オールセラミックは、最も審美性が高く高度な技術を要するので、最も高額になります。

一方、メタルボンドは、内側に金属を使用することで比較的低価格を実現します。

しかし、金属を使用するためメタルフリーにはなりません。

立地で相場が変わる

同じセラミックの素材を使用しても、地方より都心部の方が高額になる可能性が高いです。
以下のような金額になることが、予想されます。

立地1本あたりの価格
都心部(東京・大阪など)30〜50万円
地方都市20〜40万円
郊外15〜35万円

ただし、価格の安さだけを重視するのではなく、技術力や被せが外れてしまった際にすぐに行ける距離であるかも重要です。
歯科医院選びは、価格だけでなく総合的に判断するようにしましょう。

セラミック治療後の歯を長持ちさせるケア

セラミック治療後の歯を長持ちさせるケア|ムクノキ歯科

セラミック治療が終わった後は、歯を長持ちさせるケアが重要です。
以下の2つは、必ず継続して行うようにしましょう。

①毎日の正しいホームケア
②定期的な歯科検診とクリーニング

①毎日の正しいホームケア

セラミックの歯を長持ちさせるためには、毎日の正しいホームケアが大切です。

歯ブラシを強く当てて擦りすぎないことや、デンタルフロスを使って適切なホームケアを継続しましょう。

②定期的な歯科検診とクリーニング

セラミックを長期的に維持するためには、定期的な歯科検診とクリーニングも重要です。

セラミック治療後の検診では、セラミックに変色やひび割れがないかの状態確認を行います。

また、セラミックの清掃性を保つためにクリーニングを受けましょう。
歯科衛生士によるPMTCについては、以下の記事で詳しく解説しておりますので、あわせて読んでみてください。
☞PMTCについて歯科衛生士が徹底解説丨 PMTCの効果や施術の流れを解説

前歯のセラミック治療に関するよくある質問

前歯のセラミック治療に関するよくある質問に、回答します。
ぜひ参考にしてください。
また、もし他の質問がある場合は、公式LINEやお電話にてお気軽にご質問ください。

前歯のセラミック治療とホワイトニングはどちらが先がいい?

当院では、ホワイトニングの前にセラミックを被せることをお勧めしております。

ホワイトニングで得た歯の白さは、元に戻ります。
セラミックは問題がなければ、十数年保つとされているので、定期的なホワイトニングをやめてしまうとセラミックの色味が目立つようになってしまいます。

ただし、元々の歯の色が気になり今後もホワイトニングを継続するという方は、順番は問いません。
それぞれのタイミングについては、相談のうえ進めていくことも可能です。

ホワイトニングのデメリットに関しては、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
☞ホワイトニングのデメリットとは?歯科衛生士が徹底解説

治療中の痛みはありますか?

神経が生きている有髄の歯の場合、治療開始前に麻酔を必ず使用します。
そのため、麻酔後の痛みはございません。

また、神経を失っている無髄の歯であれば、痛みを感じないので、麻酔を打たずに治療を開始します。

食事制限はありますか?

セラミックの前歯が入るまで、仮歯で数日間過ごしてもらいます。
取り外しができるセメントで装着するため、粘着性の強い食材を食べると一緒に取れる可能性がございます。

また、硬い食材を噛み切ろうとすると割れる可能性もあるため避けましょう。

前歯のセラミック治療は歯科医院と信頼関係を築いてから開始ししよう

前歯のセラミック治療は歯科医院と信頼関係を築いてから開始ししよう|ムクノキ歯科

セラミック治療は高度な技術が求められる高額な治療のため、患者様にとって信頼できる歯科医院選びが重要です。

特に前歯はお顔の印象を決めるので、歯科医師の美的センスと経験が何よりも大切です。

この記事では、前歯のセラミック診療のメリットとデメリットや、素材の特徴、治療後のケアなどについて解説しました。

カウンセリングで治療計画や費用、リスクなどについて詳しく説明を受け、納得してから自分に合った治療を始めて素敵な笑顔で毎日を送れるようにしましょう。

ムクノキ歯科では、公式LINEやメールでのお問い合わせを24時間受け付けております。

前歯の審美などに悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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