「ホワイトニングをやりたいけど、歯に負担はかからないの?」
「ホワイトニングする前に、知っておくべき注意事項はある?」
ホワイトニングをやりたいと考えた時、このような疑問や不安を抱える方も多いと思います。
ホワイトニングに関するセミナー等で最新の知識を得て、現場でも経験を重ねている歯科衛生士の高橋が、施術のデメリットや、治療内容について解説します。
この記事を最後まで読み進めていただくと、以下のことがわかります。
・ホワイトニングのデメリット
・ホワイトニングを避けたほうが良い人
・ムクノキ歯科のホワイトニングの特長
・ホワイトニング後の過ごし方
ホワイトニングのリスクを把握したうえで施術を受けると、より効果に満足していただけるかと思います。
ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。
ホワイトニングのデメリット3選
ホワイトニングは歯を白くするために有効な施術ですが、デメリットもあります。
ます始めに、3つのデメリットについて解説していきます。
天然歯以外にホワイトニングの効果はない
ホワイトニングは、天然の歯以外に効果はありません。
白くならない例として、ブリッジやインプラント、被せ物があります。
また、神経が死んでしまった歯にも効き目がないため、色が気になる人は、別の治療が必要です。
ムクノキ歯科では患者様に合わせた様々な審美治療をご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。
効果は永久ではなく白さが後戻りする
ホワイトニングの効果は永久ではなく、必ず元の状態に戻ります。
持続期間は、生活習慣によって異なるため個人差がありますが、約3~6ヶ月程度です。
ホームホワイトニングよりも、オフィスホワイトニングのほうが、持続期間が長いと言われています。
希望の白さになるまで数回かかる場合がある
ホワイトニングの効果は個人差があり、1度の施術だけでは希望の白さにならない可能性があります。
希望の白さになるまで複数回かかる場合があることをあらかじめご理解ください。
ホワイトニングを避けたほうが良い人の特徴とは
ホワイトニングを実施する前に、安全確保のため避けた方が良い人の特徴について紹介します。
患者様の体質や口腔内の状態によっては、ホワイトニングができないケースがあります。
歯周病やむし歯がある人
ホワイトニングの施術箇所に歯周病や虫歯がある人は、まずは虫歯治療が必要です。
薬剤が患部に付着することで、悪化させる可能性があります。
また、ホワイトニングの薬剤が歯肉への付着を防ぐために、歯と歯茎の際に歯肉保護剤を塗布します。
歯肉炎の症状があるとうまく塗布できず、白くなったり、爛れたりする恐れから、施術ができない場合もあります。
施術日まで、自宅でのブラッシングを丁寧に行いましょう。
知覚過敏症状が強い人
ホワイトニングでは、薬剤を歯面に塗布するため、知覚過敏の症状が出る人がいます。
ホワイトニングの影響で現れる症状は、1日程度続きます。
知覚過敏の人には、比較的、薬剤濃度の低いホームホワイトニングがおすすめです。
妊娠、授乳中の人
妊娠中、授乳中の人がホワイトニングを行い、子どもに影響があったという事例はありませんが、安全の保証もできないため避けるのが無難です。
同じ体勢でじっとしているため、身体への負担になる可能性もあります。
お子様のためにも、ホワイトニングは生活が落ち着いてから行った方が安全でしょう。
どうしても歯の色が気になるのであれば、ホワイトニングではなくPMTCで、着色を落とす施術をおすすめします。
ムクノキ歯科のPMTCはエアフローで歯を傷つけることなく優しく、かつマイクロスコープを使用して徹底的に汚れを除去しますので歯本来の白さに近づけることができますので妊婦さんや授乳中の方にもおすすめです。
光線アレルギーの人
歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、歯に塗った薬剤に光を照射します。
光線アレルギーの人は、照射を行わないホームホワイトニングであれば可能です。
無カタラーゼ症の人
無カタラーゼ症とは、体内で働くカタラーゼという酵素が先天的に欠如している疾患です。
カタラーゼによる分解の働きによって、ホワイトニングで使用する過酸化水素は、安全な酵素になります。
万が一、無カタラーゼ症の人が過酸化水素を飲み込んでしまうと、成分が分解されずに蓄積され、疾患を引き起こす危険性があります。
ホワイトニングにおいて、絶対的禁忌症とされているため、施術は不可能です。
ムクノキ歯科のホワイトニングは2種類
ムクノキ歯科で行っているホワイトニングは、
・boostホワイトニング(オフィスホワイトニング)
・ホームホワイトニング
の2種類あります。
それぞれのホワイトニングについて解説します。
boostホワイトニング(オフィスホワイトニング)
boostホワイトニングは、海外で流通しているものを、日本人の環境や歯に合わせて改良されたホワイトニングシステムです。
35%の過酸化水素を使用し、強力なホワイトニング効果を維持しながら、有害な紫外線や発熱を抑えた設計のもとに作られてます。
また、水分量を20%以上配合しているため、歯のエナメル質の脱水を防ぎ、知覚過敏の症状が発生しにくいとされています。
ホワイトニングをする際に歯面清掃を行いますが、事前にPTMCの施術を受けるとよりホワイトニングの効果が出て、また長持ちします。
boostホワイトニング(オフィスホワイトニング)の価格
3回 33,000円
ほとんどの方が3回で行っています。
1回をご希望、2回をご希望の方はお気軽にご相談ください。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは患者様の口に合ったマウスピースを作成し、自宅で行う方法です。
2週間ほど就寝前に装着することで歯が白くなります。
歯科医院でのホワイトニングと比べ、期間はかかりますが価格を抑えられます。
ホームホワイトニングの価格
¥22,000
マウスピースの型取り後2週間後お渡し、お家でホームホワイトニング剤がなくなり次第終了となります。
仕上がりや費用を考慮して検討を
ホワイトニングの効果は個人差があるため、施術を行わないとどの程度歯が白くなるかははっきりとは分かりません。
納得するまで複数回行ったり、boostホワイトニング(オフィスホワイトニング)とホームホワイトニングを併用する人もいます。
歯科医師や衛生士に通院可能な日数や費用を相談し、ご自身に合ったホワイトニングの施術を受けましょう。
椋木院長おすすめのホワイトニングの効果を最大に発揮し、長持ちさせるやり方
①最初にPMTCで歯の汚れを取り切る
PMTCで歯の汚れを取り切ってから薬剤を入れていくことで効果が出やすくなります。
②3回同日にホワイトニングをする
当院のboostホワイトニング(オフィスホワイトニング)は、基本的に3回を1セットとして行っております。
ご都合で1度しか受けられない方、間を開けて3回受ける方など様々な患者様がいらっしゃいます。
患者様のご希望に沿うことが第一と考えていますが、お勧めのやり方は1日で3回やってしまうやり方です。
その方が、効果が出やすく、また長持ちしやすくなる為です。
1回のホワイトニングの持ちは大体3ヵ月程度ですが、PMTCとboostホワイトニング(オフィスホワイトニング)3回を同日にやると半年程度は効果が持続する方が多いです。
(個人差があります。)
当院の患者様ではPMTC→boostホワイトニング(オフィスホワイトニング)3回を同日に受ける方が大半です。
ホワイトニング効果を持続させる行動3選
白さが後戻りしてしまうホワイトニングですが、効果を持続させるためにお勧めの行動が3つあります。
着色が付きやすい食料品を控える
ホワイトニング後は着色が付きやすい下記の食料品を控えることで、色の白さを長持ちさせます。
歯科医院でのホワイトニングの場合、48時間は空けるようにしてください。
着色の付きやすい食料品の種類として、以下のものがあります。
・色の濃い調味料
・カフェインを含むもの
・イソフラボンを含む食材
・酸性の食材
すべてを完全に避けることは難しいですが、ホワイトニングの効果を持続させるために簡単に覚えておくと良いでしょう。
食後の歯磨きや水を飲む習慣をつける
食後に歯磨きを行うことで、ホワイトニング後の白さを維持しやすくします。
もし、食後すぐに歯磨きができない場合は、水を飲むようにしましょう。
水を飲むことで、食後のお口の中が洗い流され、着色を軽減します。
定期的に歯のクリーニングを受ける
ホワイトニング後は、定期的に歯のクリーニングを受けると効果的です。
セルフケアでは落とせない汚れを専門の機械を使って落としましょう。
後戻りをしてしまうので、歯科医院でクリーニングをして歯の着色汚れを取り除くことがおすすめです。
ホワイトニングは時間もかかるため、頻繁に行うことが難しい方も、クリーニングであれば比較的短時間で終わるので続けやすいです。
また、白い状態を維持し、さらにホワイトニングを行うことで、前回よりもホワイトニングの効果が期待できます。
ホワイトニングに関するよくある質問
ホワイトニングに関するよくある質問について3つ紹介します。
ホワイトニングするなら歯科医院がいいですか?美容サロンでも同じですか?
ホワイトニングには、以下の3種類があります。
①歯科医院で行うオフィスホワイトニング
②歯科医師の指導のもと行うホームホワイトニング
③美容サロンや自宅で行うセルフホワイトニング
それぞれにメリットとデメリットがあるので、施術内容を理解してから検討しましょう。
歯科医院で行うホワイトニングのメリット
過酸化水素配合のホワイトニング効果の高い施術になります。
過酸化水素の使用は、歯科医師がいる歯科医院のみ認められています。
また、国家資格を有する歯科医師や衛生士によって行われるので、口腔内の状況の判断や丁寧な施術が可能です。
市販のホワイトニング用歯磨き粉には効果がありますか?
歯磨き粉では、ホワイトニングのように歯は白くはなりませんが、着色汚れを防ぐために効果が期待できます。
ただし、海外で流通しているような歯磨き粉には、注意が必要です。
日本では認められていない成分や、高い濃度で配合された商品が存在します。
口腔内のトラブルを招く恐れがあるため、使用は避けてください。
矯正中でもホワイトニングはできますか?
マウスピース矯正や舌側のワイヤー矯正であれば、ホワイトニングを行うことが可能です。
しかし、歯や歯茎に影響が出たり、ムラが出たりなども考えられるので、歯科医師に一度確認しましょう。
まとめ:ホワイトニングのリスクも考慮して美しい歯を手に入れましょう
今回は、ホワイトニングのデメリットや治療内容について解説しました。
ホワイトニングを受ける際は、下記の3つのことを覚えておきましょう。
ホワイトニングでの白さは永久ではなく後戻りする
ホワイトニングは自費診療のため費用がかかる
ホワイトニングができない可能性もある
ホワイトニングの効果は個人差があり、歯科衛生士の技術や知識も重要になってきます。
ムクノキ歯科では最新の知識を学んだ歯科衛生士が患者様に合わせて適切なご提案をすることが可能です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。