
「マウスピース矯正をやらなきゃよかったと感じている人の理由が知りたい」
「ワイヤー矯正とマウスピース、どっちがいいか迷う…」
自身の歯並びが気になっていて、マウスピース矯正について詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか?
マウスピース矯正は、透明で目立ちにくく、取り外しも可能で、手軽さから人気を集めています。
この記事ではマウスピース矯正の魅力や向き・不向き、後悔しないために来院前に知っておくべきポイントについて、ムクノキ歯科の歯科衛生士である東山が解説します。
矯正をするかどうか悩んでいる方は、以下の記事で歯並びの悪さについて触れているのでぜひ参考にしてください。
☞歯並びが悪い人にはどんな特徴がある?原因やリスクと改善方法を解説!

マウスピース矯正の代表的なデメリットとは?

マウスピース矯正には、以下の4つのデメリットがあります。
②宿泊先や飲食店で紛失のリスク
③歯並びや骨格によっては対応できない
④保険適用外で費用がかかる
デメリットを理解せずに治療を始めると、「マウスピース矯正をしない方がよかった」という結果に繋がりかねません。
まずは、マウスピース矯正を検討する上で知っておくべきデメリットから見ていきましょう。
①装着時間は1日20時間以上で自己管理が必要
マウスピース矯正で最も重要なポイントは、装着時間の管理と言えます。
マウスピースは、1日20〜22時間の装着時間が必要です。
食事と歯磨き以外の時間は基本的に装着しておかなければ、歯並びを揃えるのに時間がかかります。
自己管理が大変な理由として、外食時の取り外しが面倒だったり、つい外したまま忘れてしまったりが挙げられます。
スケジュール通り終わらせるためは、マウスピース装着の時間を守る必要があるのです。
②旅行先や飲食店で紛失のリスク
取り外し可能なマウスピースには、日常的に紛失・破損のリスクが伴います。
特に外出先での食事や旅行先での管理には注意が必要です。
よくある紛失・破損のパターンとして、以下が挙げられます。
- レストランでナプキンに包んで捨ててしまう
- 熱湯で洗って変形させてしまう
- 旅行先のホテルに置き忘れる
- ペットに噛まれて破損する
マウスピースを紛失した場合は、作り直しと配送に時間がかかり、治療スケジュールに影響しかねません。
③歯並びや骨格によっては対応できない
すべての歯並びがマウスピース矯正で治療できるわけではありません。
マウスピース矯正ができない症例は、以下のようなケースです。
- 重度の出っ歯や受け口
- 骨格的な問題が大きい
- 歯の回転が大きい
- 抜歯が必要な大幅な移動
マウスピース矯正の失敗を避けるためにも、ワイヤー矯正や外科矯正が適している可能性もあると理解しておきましょう。
④保険適用外で費用がかかる
マウスピース矯正は保険提供外の全額自己負担となるため、費用面で負担になる恐れがあります。
歯医者によって異なりますが、マウスピース矯正の費用は、一般的に数十万円〜120万円程度がかかります。
また、治療期間が長引いた場合の追加費用や、紛失時の再製作費用などにも考慮が必要です。
マウスピース矯正はメリットも多く人気が高い

マウスピース矯正にはデメリットがある一方で、多くの患者さんに選ばれる人気の理由があります。
特に働く大人にとって魅力的な5つのメリットをご紹介します。
②取り外せて衛生的かつ食事も快適
③オフィスホワイトニングと併用可能
④通院は月1回程度で忙しい人にも対応
⑤ワイヤー矯正より痛みが少ないケースが多い
①透明で目立たないから仕事中も安心
矯正のマウスピースは透明で、装着していても周囲に気づかれにくいです。
接客業や営業職など、人前に出るお仕事の方には大きなメリットです。
また、写真撮影時も自然な笑顔を見せることができます。
ただし、マウスピースに慣れるまでは話しにくさがあるかもしれません。
②取り外せて衛生的かつ食事も快適
マウスピースは簡単に取り外し可能なため、普段通りの歯磨きや食事を我慢することなく楽しめます。
ワイヤー矯正では難しい、細かなところまでの歯磨きや食事の自由度が高いです。
日常生活では好きな食べ物を制限なく楽しむことができ、歯磨きも普段通り行えるため、ストレスを感じにくく、口臭や虫歯のリスクも抑えられます。
③オフィスホワイトニングと併用可能
マウスピースは外せるため、歯医者で行うオフィスホワイトニングも行えます。
矯正期間中のイベントにも、白く美しい歯で参加が可能です。
④通院は月1回程度で忙しい人にも対応
マウスピース矯正は、忙しい社会人でも続けやすい通院頻度で続けられます。
マウスピース矯正は、1週間から10日ごとに新しいマウスピースに交換し、月1回程度の通院で済むケースが多く、忙しい方も通いやすいです。
受診時は経過が良好か、アタッチメント(装着するレジン)が外れていないかの確認が中心のため時間も短く済むケースが多いです。
⑤ワイヤー矯正より痛みが少ないケースが多い
マウスピース矯正は、形が微妙に異なるマウスピースを何度も交換し、段階的に歯を動かすため痛みを感じにくい傾向にあります。
ワイヤーの太さを変えるワイヤー矯正に比べて、痛みを感じにくいとされています。
マウスピース矯正が向いている人・向いていない人【比較表】

歯列矯正の適応には個人差がありますが、矯正後の生活スタイルが自分に合っているかの事前確認はとても大切です。
自分がマウスピース矯正に向いているかどうか、下記の表で確認してみてください。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 軽〜中程度の歯並び | 重度のズレや噛み合わせの異常がある |
| 自己管理が得意/装着時間を守れる | 装着を忘れがち/取り外しが面倒に感じる人 |
| 痛みに弱い人 | 噛みしめ・歯ぎしりの癖がある |
| 審美性を重視する人 | 外科的処置が必要なケース |
| 食事や歯磨きをしっかりしたい人 | 日中によく間食やコーヒーを摂る習慣がある人 |
マウスピース矯正が向いていない人に当てはまるかどうか迷った際は、歯科医師による診断を受けるようにしましょう。
マウスピース矯正とワイヤー矯正との違い

「マウスピース矯正とワイヤー矯正どっちがいいかわからない」という疑問を解決するためには、客観的な比較が必要です。
どちらがいいか迷われる方に向け、主な違いを以下の比較表にまとめました。
| 比較項目 | マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 |
|---|---|---|
| 見た目 | 透明で目立ちにくい | 器具が目立つ(裏側矯正あり) |
| 取り外し | 可能 | 不可 |
| 痛みの強さ | 比較的少なめ | 調整時に痛みを感じやすい |
| 適応症例の幅 | 軽~中程度向け | 軽度〜重度まで幅広く対応可能 |
| 通院頻出 | 月1回程度 | 月2~4回程度 |
| 自己管理 | 必要 | 不要 |
| 費用相場(自費) | 60〜100万円程度 | 70〜150万円程度(症例により差あり) |
| 発音への影響 | 初期にやや違和感あり | 比較的影響なし |
マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらにもメリットとデメリットがあります。
治療するうえで重要なのは「どちらが正解」ではなく、「あなたに合った選択」です。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った治療法を歯科医師と選びましょう。
マウスピース矯正で失敗や後悔を防ぐために知っておきたい3つの注意点

マウスピース矯正の失敗は、適切な医院選びと事前準備で防ぐことが可能です。
後悔しないための重要なポイントを3つご紹介します。
①治療計画の提示が明確かどうか
②経験豊富な歯科医に相談できているか
③定期的なフォローや予約の取りやすさ
①治療計画の提示が明確かどうか
信頼できる歯医者は、治療計画の詳細や費用を事前に提示します。
3Dシミュレーションで仕上がりが確認でき、治療期間や費用の説明が丁寧であるかカウンセリングで確認しておきましょう。
②経験豊富な歯科医に相談できているか
マウスピース矯正の豊富な実績かつ、他の治療法との比較ができる医院を選びましょう。
歯医者側の技術・経験不足により適応症例の見極めが不十分で、マウスピース矯正ができない歯並びにも関わらず始めてしまっては治療はうまくいきません。
③定期的なフォローや予約の取りやすさ
マウスピース矯正中は、継続的なサポートを受けられる体制が重要です。
予約がすぐに取れないと、マウスピース矯正の進行が止まり、矯正期間が延びる原因となります。
進行状況の確認や調整、トラブル時に迅速な対応ができる環境が整っているかを見極めましょう。
まとめ:自分に合った矯正方法で、後悔しない選択を

マウスピース矯正で満足のいく結果を得るためには、正しい情報収集と適切な医院選びが不可欠です。
患者様のなかには、「マウスピース矯正がめんどくさい」と感じる方もいれば、「痛みもなく目立たなくて嬉しい」と満足される方もいます。
歯科医師と相談のうえデメリットも含めてしっかりと理解し、ご自身の歯並びや生活スタイルに応じた最適な治療法を選択しましょう。
マウスピース矯正は、適切に治療に臨めば多くの患者さんにとって満足のいく結果をもたらします。
ムクノキ歯科では、公式LINEやメールでのお問い合わせを24時間受け付けております。

