「昔治療した銀歯が目立って気になる」「下あごの前歯/奥歯や、上あごの前歯に金属の歯が入っていて大きな口を開けたくない」など、昔行った歯科治療痕を気にする方はたくさんいると思います。
審美歯科は、美しさに焦点を当てた、総合的な歯科医療のことで、歯の機能を回復させるだけでなく、本来の自然な美しい歯に修復することを目的にしています。話すとき、笑うとき、食事をするとき、歯の美しさで人に与える印象はずいぶんと変わります。より美しく、自然な歯を手に入れませんか。
当院は池袋駅前というサービス業種が多い場所柄もあると思いますが、「昔、かぶせた銀歯をセラミック素材に代えたい」と来院される患者さまも多く、審美治療の実績も豊富です。
ご希望により、天然の歯に近い色合いでオールセラミック素材のe.maxなども使用します。
セラミックスの歯の削り方は、大学では教えてくれませんので、経験数が大きくものを言う分野でもあります。素材ごとにふさわしい削り方があり、それを理解している歯科医院で行うかどうかで、健康な歯の保存量まで変わってくるものです。
歯科用コンポジットレジンは、合成樹脂にガラスやセラミックなどの鉱物の微粉末を混合して作られた充填剤です。
光線を当てて硬化させる「光重合型」と、2種類のペーストを混ぜあわせて硬化させる「化学重合型」があり、症状に応じて使い分けます。
強度が高く、色調などの見た目が天然歯に近いため、いろいろなシチュエーションで使用されています。
各社メーカーによって日進月歩で改良が続けられており、特に審美用のコンポジットレジンは進化が著しい素材として注目されています。
つめ物も金属ではなくCR(コンポジットレジン)に替える方法があります。CRは吸水性が高いため、使いどころは考慮する必要はありますが、あまり広範囲ではない場合や、金属で詰めるためにはより多く削らなければならないなどの保存療法の方針から外れるもののほか、歯間や少しかけた歯などにも使用します。CRは紫外線の照射機の使い方で接着強度と硬さが変わってきます。1000ルクス以上でないと規定の硬さは出ないのです。しかしほとんどの歯科医院で使用している照射機は300~700ルクスです。本来の接着強度や硬さがでないのはそのためで、当院ではハンディータイプですが最高1500ルクスです。このように当院では、製品本来のパフォーマンスを発揮できるように治療することも大切にしています。