お知らせ
2021.03.05
こんにちは、歯科衛生士の櫻井です。
皆さんは、ご自身の歯をじっくりと見た事がありますか?
意外とご自身の歯をまじまじと見る機会は少ないのではないでしょうか。
今日は、一度ゆっくり鏡で確認してみましょう。
▶まず、今お口の中に何本の歯が生えていますか?
上の歯は見えにくいので、下の歯で確認します。
一度生え変わった永久歯は、一般的に上下左右に7本ずつの28本、
親知らずが生えている方には最大+4本の計32本生えています。
上の画像は親知らずが生えていない場合のお口の中です。
下の歯の本数を二倍にすると大体の歯の本数がでます。
▶次は、どんな歯が生えているか確認しましょう。
また鏡で下の歯を見てみてください。
小さな歯が並んだ所が前歯で、前歯は左右に三本ずつ計6本生えていますので
その真ん中がお顔の中心、正中(せいちゅう)です。
前歯の奥には少し大きく丸みをおびた小臼歯(しょうきゅうし)があります。
小臼歯は左右に2本ずつ計4本生えています。
一番奥は、さらに大きな大臼歯(だいきゅうし)が左右に2~3本ずつ計4~6本生えています。
3番目の大臼歯は親知らずや智歯(ちし)とも呼ばれ生えてくる時期に個人差があり、
生まれつき生えてこない事もあります。
凡そ10代後半~20代前半の頃に生えてくることが多く、顎の骨のスペースが足りない場合は
斜めに生えてしまい、歯の一部分だけ見えているという状況も良く見受けられます。
親知らずが腫れて痛いという方は、この生え切らない歯と歯肉の間に汚れが溜まり
ばい菌が増殖してしまう事によりおこる智歯周囲炎(ちししゅういえん)の疑いがあります。
その場合には歯のクリーニングや歯磨きの練習、そのまま完全に生える見込みが無い場合は
抜歯をするなど対処が必要です。
歯の本数や生え方には個人差があり、元々少ない方や多い方もいらっしゃいます。
正確な本数は歯科医院で確認しましょう。
今日はお口全体の歯の生え方についてお話しました。
明日はそれぞれの歯の形や役割についてお話します。
それではまた次回☻