人によって歯の色が違うのは、なぜかご存じですか?① お知らせ 2021.02.26 こんにちは。歯科衛生士の東山です😊 今日は歯の色の違いについて、お話しますね! 歯の色が白い人もいれば、黄色っぽい人もいますよね。その理由は、歯の質が違うからです。 歯はエナメル質、象牙質、歯髄という構造で成り立っています。一番外側(表面)がエナメル質、その内側が象牙質、さらに内側が歯髄(神経)です。 エナメル質は灰白色で半透明ですが、象牙質は黄色っぽい色をしています。黄色い象牙質の周りをエナメル質が覆っているため、中の色が外側に透けて、少し黄色く見えているのです。歯の根元(歯頚部)が黄色く見えるのは、その部分のエナメル質が薄くなっているからです。また、前歯よりも奥歯の方が黄色く見えることも、加齢により歯が黄色くなることも、エナメル質の厚さが関係しています。人によって、エナメル質や象牙質の色味や厚さが異なるため、歯の色の差が出るのです。 そして、もう一つ遺伝によるものもあります。 歯の色は色素細胞(メラニン)の種類や分布量で人によって異なります。日本人は欧米人と比べ色素細胞が多いため、髪や目が黒いのと同じように歯の色も真っ白ではなく濃い目なのです。 明日は歯が変色してしまう原因についてお話しますね。 つづく( ..)φ